来年(だっけ?)廃線予定の、JR留萌本線に今、諸事情で載っている。

廃線が決まったのが、確かここ数週間のうちだったと思う。だからか、通勤通学買い物等普段から留萌本線に乗っているような雰囲気の客は少なくて、カメラ片手に車窓からの景色を写している、ちょっと身なりのいいというか、こだわりの強そうな格好をした小金持ち雰囲気の客が多い。廃線が決まって、最後に乗るために遠方から来たような雰囲気だ。

俺は、こういう人間たちがあんまり好きじゃない。

こういう人間、とは何か。

まず、こだわりの強そうな格好をした人間が嫌いだ。

「こだわりの強そうな格好」という言葉は、昨日Twitterでヘルスの高木が自転車に乗っているピチピチの服を着た集団のことを指して言っていて、とてもぴったりな言葉だと思ったので、俺も使うことにした。

高こうなiPhone、時計、登山向けのでかいリュック…高そうなガジェットと専門向けブランドの格好を身につけた奴らを、こだわりの強そうな格好をした奴らと呼びたい。

今まで生きてきた中の感想だけど、自転車好き、釣り好き、車好きに多いと思う。

大体歳の割に幼い顔をしてる、気がする。

小学生低学年の精神レベルで止まっているという感じがする。

あと、大体皮肉屋で、インターネットでパソコンの使えないおじさんを馬鹿にしてるイメージ。

そして、書いていてわかったが、俺の嫌いなこう言う人間たち、とは、こだわりの強そうな奴らのことでしかないようだ。

端的に言えば、持ち物を自慢されているような気がして腹が立つのである。

小学生低学年レベルの自慢なのはわかっていても、俺も小学生低学年レベルの嫉妬をしてしまうのだ。

俺の東京タワー_2

本当に欲しいものは、手に入らない。

まるで欲しくないかのように生きることが、欲しいものを得る上で大事なのだという。

斎藤環の「生き延びるためのラカン」という本に書いてあった。

俺は、本をちゃんと読むことができない。

いつからか、生きることに焦っていて、何かを腰を据えてじっくりとするということが皆目できなくなった。

だから、この本もかいつまんで読んだ。難しいところは、飛ばした。が、大体は理解できたと思う。

俺が本当に欲しかったものはなんだろう?と考えても無駄で、本当に欲しいものはそもそもわからないのだ。と思う。いや、そんなこともないのか?でも最近はそう思ってる。

俺が欲しかったものは、まず、焦ってたら手に入らないことは確かだ。

しかし、焦ってる。

俺は、これを小説だと言い張ってるので、小説と言うけど、この小説を書いても、欲しいものは見つからないと思う。

肩の力を抜いて、生きていくしかないのだ。

 

小説らしく、書き始めてみよう。

自分の歴史を現在に向かって書いていけばいいのだろうか?

やってみよう。

そして書き直しや削除はしない。したら永遠に終わらないので。

 

俺は、1994年に日本に生まれた。

19才まで、生まれたその場所で過ごした。とある政令指定都市で生まれ育った、ていうか、札幌なんだけど。

なんで、隠してるんだろう。

俺は隠したいのか隠したくないのかどっちなんだ。

くそくだらない。

やめよう。

俺の東京タワー_1

俺の東京タワーという名前の小説を、少し前、6年くらい前からだろうか。書いてみたいと思って生きてきた。

しかし書いてみることが怖かった。

俺の東京タワーを書いてみたいと思っていたのは、書いたら、自分の人生の万事が解決するのではないかという望みがあったからだ。

いざ書いてみて、万事が解決しなかったら、生きるうえでの望みを失ってしまう気がして、怖かったのだった。

でも、最近、追い詰められてきた。

いつか書く、そして、書いたら人生の万事がきっと解決するという望みを持ち、書くことを保留し続けることに限界が来ているのだ。

書けばきっと解決するだろうという望みを持ちながら生き続けることと、いざ書いてみても万事が解決しないかもしれないことの2つがあって、今までは後者が怖くて前者を取っていたのだけど、普通に生き続けることが最近大変になってきた。

具体的に言えば、勤めて三年目の職場で、4月から部署異動があった。

異動先は、採用から2年目までいた部署よりも、忙しいというか、人間と接する機会が1.8倍くらい多い所だった。

俺は人間と接することがとても苦手で、仕事の上でわからないことを聞くことや、相談・調整

をすることがとても苦痛だ。

人と接するには、前の日の夜から接し方・内容等をシミュレーションし、イメージと覚悟を養う必要がある。そして、接することのできる回数は、1日に1回から2回が、精神的な限度なのだ。

仕事量が増えたので、人と接しなければ仕事が進まないことがどうしても増えた。そして俺は、そこで死ぬ気で頑張ることを選ぶことができないでいる。もう、どうにでもなれと思えるほど開き直れているわけでもないのだが、人に聞けないし相談できないので、仕事が進まず、結構連日上司に注意されている。最もなことだ。俺が悪いのだ。

上司も俺を鍛えようと、なんとか頑張ってる。上司は、俺の仕事が進まない、つまり遅い原因は、何か仕事の進め方が間違っていると思っているのだが、実は人に聞けない、相談できないから俺の仕事が遅いということを、まだ気づいていない。俺も、人と接するのが嫌で仕事を進めれないなどとは言えない。教えてもいくらサポートしても、仕事がなかなか早くならない俺に、上司も今焦っているだろうし、いつかはこの仕事の進め方に限界が来るだろうと予感している。10日ほど前は、俺の仕事が止まり続け、プチ限界のようなものがきて、上司に今までで一番強く注意されてしまった。

こんな状態なので、連日辛くて、仕事を辞めたいと毎日思っている。普通に生きていくということが、今は大変だし、難しく感じている。

この先どうなってしまうのか、全くイメージができないでいる。仕事を続けるイメージはゼロだ。今やっている事務職・デスクワークというものについて、自分は適正がないことがよくわかったから、その他の職種から選びたい。

今俺ができると思っているのは、清掃員と工場勤務だ。

自分の仕事を巡る話は、ここまでにしておく。

とりあえず、もう俺の東京タワーを、書くしかないのかな、と思ったのだ。

書いてみて、何か俺のことが、解決してくれないかなと思った。